薬剤の副作用によって臓器障害を生じて死亡したケース

2021年04月21日 | 解決事例

医療過誤

相談前

感染症の治療に使った薬剤で臓器障害となってしまい、薬剤は中止されましたが臓器障害が改善しないままお子さんが亡くなってしまいました。ご遺族が、真実を知りたいとして相談に来られました。

相談後

薬剤の副作用については、医薬品副作用医療機器総合機構(PMDA)による医薬品副作用被害救済制度があります。その制度に必要な書類作成について主治医の協力が得られなかったことから、代理人としてカルテ等添付の上申請を行い、救済金の支給決定を得ました。病院側は責任を認めることなく訴訟提起となりました。訴訟は、一部認容判決にて終結しました。

富永 愛弁護士からのコメント

薬剤の副作用は、医薬品副作用医療機器総合機構(PMDA)による医薬品副作用被害救済制度がありますが、まだまだ知られておらず、薬剤の副作用に悩み苦しんでおられる方がたくさんおられると思います。このケースでは、救済制度の申請に必要な書類(投薬証明書)を主治医が作成しない、という酷い対応でした。カルテ・処方箋の記録を整理して添付し、投薬証明書に代わるものとして申請手続きを行い、救済金の支給決定を得られました。医療ミスの可能性がある場合に、医療機関の協力が得られずPMDAへの申請ができないと困っておられる方は、是非、一度、弁護士に相談されることをお勧めします。
訴訟では、複数の専門医にも協力していただき、高裁でも複数の意見書を提出したうえで、最高裁まで争いましたが、一部認容で終結となりました。