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Q.医師・弁護士は、患者側の立場に立ってくれるのですか?

A.患者側の活動をする医師・弁護士もいます。

 日本全国には、現在、さまざまな分野で、医師・弁護士の両資格をもった方が活躍されています。大学教授、病院の理事、公的機関の職員など、医師・弁護士でも実際には弁護士活動を積極的に行っていない方もおられます。また、弁護士をしている方は、主に医療側の、医師会や医療機関の立場で弁護士活動を行っていることが多いです。
 今までは医師・弁護士が患者側の立場に立つことはないといわれてきましたが、当事務所の代表弁護士のように、患者側を主に行っている医師・弁護士も少しずつ増えてきました。医師・弁護士の両方の資格を生かして、患者側として医療訴訟に取り組んでいる弁護士であれば、まず、医療訴訟の見当時に問題点を誤ることはありませんし、協力医が全くいない、というような事態も考えにくいです。
 医師・弁護士に依頼したいと思ったときは、患者側の立場で弁護活動をしているかどうか、お聞きになることをお勧めします。

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医師・弁護士 富永 愛(大阪弁護士会所属)

この記事を書いた⼈(プロフィール)

富永愛法律事務所
医師・弁護士 富永 愛(大阪弁護士会所属)

弁護士事務所に勤務後、国立大学医学部を卒業。
外科医としての経験を活かし、医事紛争で弱い立場にある患者様やご遺族のために、医療専門の法律事務所を設立。
医療と法律の架け橋になれればと思っています。
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