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脳性麻痺のお子さんに必要な装具 信頼できる義肢装具士に任せよう

脳性麻痺のお子さんにとって必要なケアの一つである、装具療法。麻痺の症状に合わせて、使用される装具は様々です。 痙直型脳性麻痺の基本装具ともいわれる短下肢装具や、機能訓練で用いられる長下肢装具、骨盤体付き長下肢装具、膝装具、股装具などがあります。 最近ではその技術、使用される素材ともに進化していますが、自分に合った装具を身に着けるために必要不可欠な存在が「義肢装具士」です。 脳性まひとは?【産科医療LABO】 義肢装具士は免許が必要です            義肢装具士という国家資格をご存知ですか?...

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鑑定人は公平・公正な第三者だと思いますか?

医療ミスの裁判では、専門性が高いため裁判官には判断できない事柄について、鑑定人が選ばれて、鑑定人の書いた「鑑定書」をもとに、裁判官が判決を書くことがあります。私自身は、これまでの経験から、鑑定人が公平・公正である正しい人である確率は、残念ながら極めて低い、と感じざるを得ません。 なぜなのか、皆さんにわかっていただくために、実際の例を紹介したいと思います。 『頭部外傷にはまずCTを』という啓蒙活動をしている先生なのに…...

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妊娠高血圧症候群とは?赤ちゃん・お母さんへの影響は?

妊娠期間は赤ちゃんの誕生を心待ちにしながら過ごす幸せな時間である一方、 体調や気持ちが不安定だったり、どこかしらに不調を感じながら過ごしている妊婦さんも多いのではないでしょうか。 実際に体に異常が出てしまい、妊娠特有の病気を発症することは珍しくありません。 この記事で紹介する「妊娠高血圧症候群」は妊婦さんの約20人に1人の比較的高い割合で起こる病気です。 「妊娠高血圧症候群と診断されたけど、どんな病気?」 「妊婦健診で血圧を測るのはなぜ?」 「赤ちゃんにはどんな影響があるの?」 「妊娠高血圧症候群に関わる医療ミスの相談はできる?」...

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「赤ちゃんはどうせ脳性麻痺になっていただろう」という裁判官

赤ちゃんは仮死状態で生まれました                 平成23年に中国地方の、とある病院で、助産師や産婦人科医の対応が遅く赤ちゃんが脳性麻痺になってしまったという事故がありました。 産婦人科医師は、赤ちゃんが苦しくなっている胎児心拍陣痛図(CTGモニター)の波形がかなり前か出現していたにもかかわらず、産科診療ガイドラインに記載のある対応を行わず、赤ちゃんは真っ青でだらんとした重症新生児仮死の状態で生まれました。その結果、脳に障害が残り、脳性麻痺と診断されました。...

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「産科医療補償制度」対象外の子どもの救済策になるか?!自民党の『1200万円案』

2023年6月、自民党は産科医療補償制度でこれまでに個別審査を受けて補償対象外とされたお子さん達に、「特別給付金1,200万円を支給する案」をまとめました。 産科医療補償制度とは、出産時に何らかの事故で重い脳性麻痺になった子どもを対象に補償金3,000万円を支給する日本医療機能評価機構が運営する制度です。 もともと産科医療補償制度は発足当時から黒字運営で、運営金が余っていたのに支払われていないケースが多いのは問題だと指摘されてきました。...

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自宅での薬服用、医師の注意義務違反はあるの?!

医師から処方された薬を服用し、重篤な副作用が出たら・・・ 患者は医師にその責任を問えるのでしょうか。 今回は大腸検査の準備のため自宅で下剤の服用をするときに、医師から副作用や服用する際の注意事項を説明されないまま服用し、重大な副作用による後遺症が残った事例を元に、医師の注意義務についてご紹介します。 事例の概要 パーキンソン病の持病がある患者が肛門通を訴え救急外来を受診しました。その際、レントゲン検査により著明な便塊が認められ、摘便により摘出されました。...

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「命の値段」が安すぎる国、日本

医療ミスで両手足切断 病院が被害少女に和解金62億円支払う(2023.1.21)報道に思う。 衝撃のニュースがイギリスメディアMETROで報道され、日本でも「両手足切断」「和解金62億」と話題になりました。 両手足切断になった理由は、METROの報道内容からしかわかりませんが、高熱で意識がもうろうとし、吐き気があって病院を受診しました。症状からは髄膜炎と敗血症のサインがあり「Red...

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なぜ何十年も経って、まだ陣痛促進剤を正しく投与できないの?!

2歳長男死亡、両親が県立富山中央病院を提訴 富山地裁 (2023.2.10北國新聞) 分娩時の医療事故、医療ミスで最も多い、陣痛促進剤の不適切な投与。まだ陣痛促進剤の事故があるのか、とうんざりする気持ちになりました。 富山県立中央病院で、ガイドラインを上回る量の陣痛促進剤を投与したことで生まれてきた赤ちゃんが障害を負い、その後感染症で2歳の短い命を絶たれました。 まず、分娩中の医療ミスかどうかを判断するには、日本産科婦人科学会が作成している「産婦人科診療ガイドライン」が非常に重要な役割を担っています。...

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医療ミスとは、何か

医療ミスとは、何か? 皆さんは医療ミスと聞いたときにどういったものを想像するでしょうか。医療ミス、医療事故、医療過誤、いろいろな言葉がありますが、実はその定義に決まったものはありません。医療ミスというのが最も一般的な言葉でしょう。 医療事故は、必ずしもミスがあったとは限らず、医療に関係する事故全般を含む言葉です。医療過誤という言葉は、弁護士や保険会社といった損害賠償事件を扱う専門家たちが使う言葉です。過誤はあやまち、過失の意味です。...

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