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医療ミス

「命の値段」が安すぎる国、日本

医療ミスで両手足切断 病院が被害少女に和解金62億円支払う(2023.1.21)報道に思う。 衝撃のニュースがイギリスメディアMETROで報道され、日本でも「両手足切断」「和解金62億」と話題になりました。 両手足切断になった理由は、METROの報道内容からしかわかりませんが、高熱で意識がもうろうとし、吐き気があって病院を受診しました。症状からは髄膜炎と敗血症のサインがあり「Red...

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なぜ何十年も経って、まだ陣痛促進剤を正しく投与できないの?!

2歳長男死亡、両親が県立富山中央病院を提訴 富山地裁 (2023.2.10北國新聞) 分娩時の医療事故、医療ミスで最も多い、陣痛促進剤の不適切な投与。まだ陣痛促進剤の事故があるのか、とうんざりする気持ちになりました。 富山県立中央病院で、ガイドラインを上回る量の陣痛促進剤を投与したことで生まれてきた赤ちゃんが障害を負い、その後感染症で2歳の短い命を絶たれました。...

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医療ミスとは、何か

医療ミスとは、何か? 皆さんは医療ミスと聞いたときにどういったものを想像するでしょうか。医療ミス、医療事故、医療過誤、いろいろな言葉がありますが、実はその定義に決まったものはありません。医療ミスというのが最も一般的な言葉でしょう。 医療事故は、必ずしもミスがあったとは限らず、医療に関係する事故全般を含む言葉です。医療過誤という言葉は、弁護士や保険会社といった損害賠償事件を扱う専門家たちが使う言葉です。過誤はあやまち、過失の意味です。...

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産婦人科は医療ミスが多い?

産婦人科は医療ミスが多いと言われています。それはなぜかわかるでしょうか。 病気の人に病気の治療をするのが医療です。しかし産婦人科の“出産”は病気ではないと言われています。お産をする妊婦さんや、ご家族にとって、お産は当然正常に分娩が行われ、異常のないお子さんが生まれると考えられています。そのお産に対する期待が裏切られた時、産婦人科の出産に関する医療ミスではないかとまず誰もが思うのです。正常であることが当たり前になったために、異常であることにすぐ患者さんたちが気づく、それが産婦人科の医療ミスの特徴と言うことになります。...

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❼医療ミス・医療過誤訴訟で勝訴するには?

❼医療ミス・医療過誤訴訟で勝訴するには? 患者側が起こす医療過誤訴訟は、勝訴率18.5%程度といわれ、一般的な訴訟と比較しても勝訴することがとても難しい訴訟類型です。 患者側が勝訴することが難しいのは、なぜでしょうか? まず、患者側が立証すべき「医師の過失」を示す証拠、すなわちカルテや画像(診療情報)を、医師、病院側が保管していて入手する事から始めなければいけない、ということがあります。...

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❻医療ミス・医療過過誤訴訟に必須の証拠、「カルテ」はどうすれば⼿に⼊る?

❻医療ミス・医療過過誤訴訟に必須の証拠、「カルテ」はどうすれば⼿に⼊る? 裁判を起こして裁判所(裁判官)に請求を認めてもらうには、必ず「証拠」が必要です。 裁判では、ある請求を裁判所に認めてもらいたい人(原告)が、請求を受ける人(被告)に対して、その請求をする権利を持っていることを証拠によって立証する活動が必要です。 請求の内容は、一般的な事件でも、貸したお金を返してもらう権利、貸した不動産を明け渡してもらう権利など、事案によって様々です。...

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❺医療ミス・医療過誤の被害者が考えておくべき、「解決」までの時間

❺医療ミス・医療過誤の被害者が考えておくべき、「解決」までの時間 医療ミス・医療過誤の被害にあってしまったとき、患者様やそのご家族が、加害者である医師や病院との関係で、「解決」に至るまでには、どのくらいの時間が必要となるでしょうか。 患者様やそのご家族が、医師や病院にどのようなことを求めておられるかによって異なりますが、当事務所の多数の経験事案から、一般的なお話をさせていただきます。 1 説明を求めたい 元気になって帰ってくると思っていた大切な家族が、入院先で意識が戻らず、退院の見通しが立たない状態になってしまった。...

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❹医療ミス・医療過誤の弁護⼠選びのポイント

❹医療ミス・医療過誤の弁護⼠選びのポイント 医療ミス・医療過誤の被害を受けた、患者様や患者様のご家族が、直接病院とお話合いをされたものの、解決に至らず、他の弁護士事務所にも行ったが納得できる話を聞けなかったとして、当事務所にご相談に来られることが多くあります。 患者様や患者様が、病院から誠意ある対応を受けられず、カルテの開示さえ適切に行われないこともあります。...

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❸医療ミス・医療過誤、薬の副作⽤の相談窓⼝

❸医療ミス・医療過誤、薬の副作⽤の相談窓⼝ 医療ミス・医療過誤に遭った被害者が相談する公的な窓口は、残念ながら現在のところありません。一部の病院や診療所によっては、「患者相談窓口」を設けていることもありますが、カルテなどの検討内容や院内調査は病院主導で行われてしまうことも多く、あくまで病院側の対応であり、被害者の疑問点に全て答えられているとはいえません。誠意のない対応をされて落ち込まれる方も少なくありません。...

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❷医療ミス・医療過誤を起こした医療従事者の責任

❷医療ミス・医療過誤を起こした医療従事者の責任 ~医療従事者たちはミスをしても働いている?~ 医療ミスを犯した医師がなぜまだ医師として働いているのか?信じられない。という相談をよく受けます。医師、助産師、看護師など、医療従事者は医療ミス・医療過誤を起こしても、ただちに医師免許などを剥奪されることはありませんし、刑務所に行くことになったり、資格を失ったりする手続きは別の手続きです。...

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❶医療ミス・医療過誤と医療事故

❶医療ミス・医療過誤と医療事故 医療過誤とは、一般的に、医師・看護師・助産師・薬剤師などの医療従事者が、治療を行うにあたって当然必要とされる注意を怠ったために患者に損害を与えること、といわれています。 医療事故とは、一般的に、医療に関わる場所で起こる事故をいい、病院の廊下での転倒、医師・看護師の負傷や感染なども含むものとされています。...

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