Home 9 タグ: 救急救命医療の訴訟判例

医師の受け入れ拒否が、応召義務違反と認められた

医師の受け入れ拒否が、応召義務違反と認められた 千葉地裁 昭和61年7月25日 判例時報1220号118頁 医療機関には、国民の健康な生活を確保する公共的役割がある。そのため、診療に従事する意思は、診療治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければこれを拒んではならない(医師法19錠1項)ことになっている。一般的には「医師の応召義務」といわれている。この義務に違反しても、刑事罰の規定はないが、患者に損害を生じた場合には、医師の過失が認められ、診療拒否した正当な理由がない限り民事上の賠償責任を負う。...

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人工呼吸管理での低酸素症について、医療機関の責任は?

人工呼吸管理での低酸素症について、医療機関の責任は? 大阪地裁 昭和62年1月30日 判例タイムズ651号187頁 人工呼吸器に接続されていた患者の蛇管の接続が外れていた際に、患者家族が接続しなおし、その接続が不十分であったために患者が低酸素脳症になった。このケースでは、家族が呼吸器の接続をし直すという予測できない状況にあったとして、そのような状況を予測して監視・指導する義務が認められないとされた。...

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