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手術直後の急変は、医療過誤なのか?そのポイントと弁護士選び

「予定通りの手術で、2週間後には元気に帰れますよ。」そう説明されたから手術を受けたのに、実際は帰らぬ人になってしまった、という相談はたくさんあります。手術前の説明には、合併症などの説明が乏しく、当然良くなるものだと思っていた家族にとっては、晴天の霹靂です。手術中の問題点は家族には分かりにくく、「何が起こったのか知りたい」と思うのは当然です。  実際に手術後の急変があったとして相談に来られた場合、カルテなどの情報がなくても、以下のような流れで判断することができます。...

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がんの見落としか?

がんの見落としに関する相談は非常に多いです。医療が進んだ今でもがんは死に直結する病気ですので、なぜ早く見つけてくれなかったのか?と問題になるのは当然です。 法律的には、がんの診断と治療に関して、初期段階なのか、進行段階なのか、再発なのか等によって問題点が変わってきます。   がんの初期の問題点は?...

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事務所移転いたしました。

この度当事務所は下記の住所に移転いたしました。 電話、FAX番号も変更しております。 お間違えのないようご確認ください。 今後ともよろしくお願いいたします。 新住所 〒604-8187 京都市中京区東洞院御池下ル笹屋町445 日宝烏丸ビル4階2号 TEL:075-748-1241...

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麻酔中の事故に本人の責任は無い

麻酔中の事故はなくなりません。麻酔は、生きている人を死ぬ寸前の意識がない、痛みも感じない状態まで落として、手術が終われば再度生き返らせる作業です。そのため、麻酔中の事故は、死につながることが多いです。本人は、手術台の上に寝かされて眠くなるとその後は何をされても分かりません。本人の肩を叩いて呼び掛けます。「●●さん!」と呼びかけても反応がなくなれば、直ちに本人にかけられていた大きなバスタオルははがされ、下着を取られて、尿道カテーテルを入れられます。同時に、たっぷり酸素を吸わされて、のどの奥に管を入れられます。これらの流れが、麻酔導入です...

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無痛分娩で母が死亡するのはなぜか?!

分娩は痛いもの、と思っている世代からすると、無痛分娩の広がりは驚きです。「痛い思いをしてあなたを生んだ」と子供に言わなくなっているのかもしれません。出産に伴って、陣痛の辛い思いや、分娩時の局所の痛みを軽減する目的で開発されてきたのが無痛分娩です。 欧米では日本以上に当たり前のものになっているので、今後さらに広がる予感がしますが、一方、無痛分娩で幸せなはずの分娩中に妊婦や子供が亡くなる事故が出てきています。...

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