医療過誤・医療ミス・問題解決事例 経緯...
示談
産婦人科の分娩時の医療ミスで脳性麻痺が残ったことにつき約1億5700万円で示談解決(産科医療保障制度の支払金1800万円を充当)
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 医療ミスの事案 近畿地方の総合病院で出産。陣痛が弱いためオキシトシン(陣痛促進剤)を投与されました。オキシトシンは、子宮収縮を促進する薬剤。分娩誘発,微弱陣痛等の場合に使用されます。投与方法や投与中の管理が重要な薬剤です。使い方を誤ると、陣痛が強くなりすぎる(過強陣痛)や子宮破裂になることもあり、赤ちゃんに悪影響を与えることもあります。...
無症状の良性脳腫瘍の手術で重度後遺症が残った事案において約1000万円の示談が成立したケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 医療ミスの事案概要 近畿地方の公立総合病院で良性の脳腫瘍(髄膜腫)が偶然見つかり、症状が出現前に摘出手術を行ったところ術直後から半身不随の後遺症が出現し回復しなかった事案です。 相談後の経緯...
術後に鼻出血が持続し気道確保が遅れて急性呼吸不全により死亡した事案において約4000万円の全額が認容されたケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 医療ミスの事案概要 京都市内の総合病院に脳内出血の治療のため緊急入院した患者様が、開頭摘出手術を受けた後、鼻出血が持続し看護師が何度も医師を呼んでいたにも関わらず担当医師が診察せず、鼻出血が喉に溜まって窒息状態になりました。鎮静剤のプロポフォールという薬剤を点滴されていたため本人は窒息状態でも動くこともできませんでした。気管挿管によって気道の確保も行わなかった結果、血液が喉に溜まって気道を閉塞し急性呼吸不全により死亡してしまったという事案です。...
C型肝炎に対する抗ウイルス療法が長期間行われず死亡した事例で3000万円以上の裁判上の和解が成立したケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 医療過誤の事案概要 北陸地方の総合病院に、C型肝炎に罹患していることを含めて紹介され、入通院をしていた患者さんに対し、担当医師らが約6年間にわたりC型肝炎に対する抗ウイルス療法を全く行わなかった結果、患者様が死亡してしまったという事案です。 受任に至る経緯...
膝の内視鏡による後十字靱帯再建術で血管・神経を損傷され大腿切断となった事例で8000万円以上の和解に至ったケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 医療過誤の事案概要 右後十字靭帯損傷のため、患者様が近畿地方の総合病院で鏡視下右後十字靭帯再建術を受けたところ、担当医師により血管と神経を損傷され、右大腿切断となった事案です。 受任に至る経緯 患者様は、神経や血管が断裂した後の、病院側の説明時期、説明内容などに疑問を持ち、担当医の手技にミスがあったことを察しておられましたが、ご自身で具体的に医学的な問題点を検討、特定することが難しかったため、当事務所に調査や交渉を依頼されました。 受任後の対応...
全身麻酔中に麻酔薬が不十分で術中覚醒(目が覚めて音が聞こえる)状態になったことに対して500万円以上の和解に至ったケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 医療事故の事案概要 関西地方の総合病院で30代の患者様が良性疾患の全身麻酔手術を受けました。その手術中に、麻酔薬が少なくなり意識がある状態におかれたまま医師が気づかず、手術後にPTSD(Post Traumatic Stress Disorder : 心的外傷後ストレス障害)に悩まされることになった事案です。 受任に至る経緯...
出産直後に新生児ヘルペスの発疹があったが必要な検査を実施せず脳炎発症し後遺症が残ったことについて示談解決(産科医療補償制度既払い金額を控除し約9000万円)に至ったケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 産科医療補償制度は出産後の感染症(新生児ヘルペス等)も対象となること 分娩中のトラブルによってお子さんが脳性麻痺などの後遺症を負うことになると一定の要件を満たせば産科医療保障制度によって救済される仕組みがあります。補償の対象となるのは、分娩時のトラブルだけではなく分娩による母子感染の新生児ヘルペスを発症してしまったケースも対象になります。>br />...
産科医療補償制度の申請から弁護士が関わることで産科医療補償制度よりも増額した示談解決(8000万円以上)が可能となったケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 産科医療補償制度を活用することの重要性 分娩時や分娩後のトラブルによってお子さんが脳性麻痺になった場合、医療機関に産科医療補償制度とは別に損害賠償請求を求めることができることもあります。そこで、産科医療補償制度の申請の際に弁護士に相談するメリットと、原因分析報告書の活用方法について、是非、詳しく知ってもらいたいため詳しく説明します。 産科医療補償制度とは...
陣痛促進剤の不適切な使用とクリステレル胎児圧出法をガイドラインに反して20回以上行ったケースで、産婦人科クリニックの損害賠償責任約8000万円(産科医療補償制度から既払い金額約1000万円)があった事案
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 事案の概要 初産婦で38週の出産時のトラブルです。近畿地方の産婦人科病院で陣痛促進剤の不適切な使用と20回以上のクリステレル胎児圧出法が原因で脳性麻痺になったケースです。 産科医療補償制度とは 産科医療補償制度については、『産科(産科医療補償制度の原因分析報告書の読み方)』のページも参照してください。...
❺医療ミス・医療過誤の被害者が考えておくべき、「解決」までの時間
❺医療ミス・医療過誤の被害者が考えておくべき、「解決」までの時間 医療ミス・医療過誤の被害にあってしまったとき、患者様やそのご家族が、加害者である医師や病院との関係で、「解決」に至るまでには、どのくらいの時間が必要となるでしょうか。 患者様やそのご家族が、医師や病院にどのようなことを求めておられるかによって異なりますが、当事務所の多数の経験事案から、一般的なお話をさせていただきます。 1 説明を求めたい 元気になって帰ってくると思っていた大切な家族が、入院先で意識が戻らず、退院の見通しが立たない状態になってしまった。...
❹医療ミス・医療過誤の弁護⼠選びのポイント
❹医療ミス・医療過誤の弁護⼠選びのポイント 医療ミス・医療過誤の被害を受けた、患者様や患者様のご家族が、直接病院とお話合いをされたものの、解決に至らず、他の弁護士事務所にも行ったが納得できる話を聞けなかったとして、当事務所にご相談に来られることが多くあります。 患者様や患者様が、病院から誠意ある対応を受けられず、カルテの開示さえ適切に行われないこともあります。...
赤ちゃんに貧血が生じて臓器障害となったケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 相談前 出産時の事故で臓器障害が生じることになり、将来透析が必要になるかもしれないといわれているが、病院側の対応に問題がなかったのか、検討してほしい、としてご両親が相談に来られました。 相談後...
シート入りのまま薬を渡し飲み込んでしまって腸に損傷が生じたケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 相談前 患者様のご家族から相談がありました。病院では看護師が薬を毎朝渡して内服していましたが、シートに入ったままの状態で渡して、患者様がそのまま飲み込んでしまい、シートのとがった部分によって腸の損傷が生じてしまって緊急手術の後、人工肛門になりました。病院側はシートのまま内服させたことは認めていましたが、腸の損傷や人工肛門になったことはシートが原因とはいえないとして低額の提示しかなかったことから、当事務所に相談に来られました。 相談後...
頸椎症に対する手術後に化膿性脊髄炎を発症し麻痺の後遺症を生じたケース
医療過誤・医療ミス・問題解決事例 相談前 頸椎症の手術を行った後、入院中に発熱・痛みが増悪してきて主治医に訴え続けていたが対応してもらえず、その後麻痺の症状が出てから他院へ緊急転院となり、緊急手術をしたが麻痺は改善しないまま後遺症となっていました。相談者は遠方の方でした。カルテなどを検討した結果、術後の対応の遅れに問題があると考え、当事務所で示談交渉を行う依頼を受けました。 相談後...